白く染まれ
先日、ホワイトのミーコママの3回忌が恵比寿のアートカフェ・フレンズで行われた。
発起人:原田芳雄 山下洋輔 黒田征太郎 長友啓典(敬称略)
世話人:高平哲郎 三宅恵介 山田三千代 尾台あけみ(敬称略)
今の東京にホワイトのような店があるのを僕は知らない
なにしろ燃えたぎるような、マグマのような方達が日参していた店がホワイトである。
僕が初めてミーコママを紹介してもらったのは6年程前、演出家の金子こうじろう(俳優:金子信夫のご子息)連れて行ってもらってからだった。
ホワイトがいかなる店だったのかは本が出ているので興味のある方は読まれるといい。
「マサ、花を生けるのも酒を飲むのも一流になれ」
そろそろ帰ろうと思ってお会計をお願いすると
「おまえいつからうちで払えるほど偉くなった?」
そんな声を憶い出す。
ミーコママが亡くなってホワイトでお別れの会があったんだけど3日間続いた
その際、アラーキさんの撮ったミーコさんの写真と松田優作さんの写真をピアノのの周りを祭壇に見立て花を飾ったんだけど、さてそろそろ終わりという時に、大きなガラスの花器に活けた花がたおれた。ミーコママが「まだまだ帰るな」って言ってるんだって誰かが言ってた。
ミーコママらしく明るく、かわいくも華やかに、、、献花も寝かせるのではなく皆に挿して頂き最終的に祭壇が完成されるデザインにした。
尾台あけみ(寺田農 夫人)さんに「マサはほんとホワイトでは最後にミーコママが認めてくれた(これは店に出入りしていいという意味)人だね」って言ってくれてたと思った矢先に司会の山田邦子さんが「今日の会場はミーコママ最後の男Massaで〜す」って紹介するもんだから会場のどこからか「あいつじゃね〜俺だ」って声が聞こえてきそうだった。
どんな歳の重ね方をするとあんな男になるんだろう、、って思う魅力に溢れる男達があの時間を共有した。
個人的に残念だったのは久石譲さんが「いや〜俺はいいよ」って言ってピアノを弾かなかったこと、、ききたかったな
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